【社員の手で育てた有機米を学生へ】
CSR活動から広がる採用の新しい取り組み

――人事担当・三浦さんインタビュー

当社では、2022年より徳島県阿南市の日和ファームさんと共に、CSR活動として「オリジナル有機米づくり」をスタートしました。社員が実際に畑に足を運び、自然の中で汗を流しながら米作りに挑戦する取り組みです。今回は、その活動の背景や、今年から新たに始める「学生へのお米配布施策」について、人事担当の三浦さんにお話を伺いました。

インタビュー写真②.JPG

このCSR活動を始められたきっかけは何でしょうか?

三浦さん
本業とは直接関係がなくても、自分の生活に深く結びついている「お米」をテーマに選びました。お米が食卓に届くまでにはどんな過程や苦労があるのかを、社員が自ら体験することで、日常のあらゆることに感謝できる人材になってほしいという思いがあります。
お客様や協力会社様にも収穫したお米をお配りして喜んでいただけるので、まさに当社の経営理念を体現する良い取り組みだと感じています。

6-.jpg

実際に社員が徳島に行って農作業を体験されるとのことですが、どんな気づきがありましたか?

三浦さん
普段、当たり前のように食べているお米ですが、その背景を体感すると本当に大変な仕事だと実感します。夏の暑さの中での作業や重労働は、1日だけでも相当なものです。だからこそ、快適なオフィスで働けるありがたさを改めて感じましたし、「何事にも感謝を忘れない」という気づきを得ることができました。
また、限られた時間で効率的に作業を進める重要性も学べ、農業とビジネスが意外とつながっていることにも気づかされます。

農業①.jpg

これまでお米はお客様や社員に配られていたそうですが、今年からは「採用に来てくれた学生さん」にも配布されるとか

三浦さん
はい。数ある企業の中から当社を選び、貴重な時間を割いてご自身の経験やビジョンを語ってくださった学生さんたちに、少しでも感謝を伝えたいと思ったのがきっかけです。
当社のMISSIONは「選択を正解に」。就職活動においても、学生さんの選択を正解にしていくことを大切にしています。仮に当社で不合格となったとしても、それはその学生さんがより輝ける場所があるということ。その選択を正解にしてほしい、そんな思いも込めています。
また、ちょうどお米の値上がりも続いているので、少しでも役立ててもらえれば嬉しいですね(笑)。

学生さんへの具体的な配布のタイミングは?

三浦さん
26
卒の採用はすでに終わっていますが、一次選考に進んでくれた方全員に、11月の収穫後に新米をお届けする予定です。就活が終わった後、ふと「そういえばあの会社でこんな経験をしたな」と思い出していただけたら嬉しいです。

2-.jpg

今後の展望についてもお聞かせください

三浦さん
採用活動を「面接の時間」で終わらせるのではなく、当社を知り、出会いを通じて学生さんの人生が少しでも豊かになるような取り組みにしていきたいと思っています。CSR活動と採用をつなげることで、より温かみのある採用活動を続けていきたいですね。

社員が育てたお米を通じて、「感謝の心」や「選択を正解にする力」を学生へと届ける。
その思いが、採用活動をより人間的であたたかいものに変えていくのかもしれません。

インタビュー写真①.JPG

PROFILE
2020年新卒入社。 ノートルダム清心女子大学文学部卒業。入社1年目は新人部門で全社1位を受賞。その後、3期連続で全社個人部門表彰。女性最年少で係長にも昇格。4年間の営業を経て、現在は人事企画室へ異動し、採用や広報に携わる。